政権交代してそろそろ3ヶ月
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政権が民主党に移ってそろそろ3ヶ月。アメリカや韓国のような、政権交代に慣れた国でも批判を差し控えて様子を見る、「蜜月」が終わりに近づいてます。
日本は戦後60年以上の月日の中で実質的に初めての政権交代だから、もう少し猶予が必要な気もするけど、具体的な成果とは言わないまでも、この先成果が出そうな感覚くらいはそろそろほしいところです。
とはいえ、民主党のマニフェストには、俺が反対しているモノがたくさんあります。
高速道路無料化はもちろん反対だし、派遣社員・期間契約社員の禁止にも反対。もちろん亀井さんが言ってる返済猶予も反対。そして今の日本農業の状況で、農家戸別の所得補償にも反対です。法人税も減税するべきだと思ってるし。それでも、待ちに待ったせっかくの変化。今回の民主党政権にはうまく行ってほしいと思っています。このへんが難しいところです。
マスコミが騒いでるJALの年金問題だって、JAL専用年金減額法なんか作らなくても、さっさと法的整理してGMと同じようにGoodJALとBadJALに分けて、GoodJALだけ民事再生法なり会社更生法なりを適用させれば、企業年金そのものを解散させられて一気に片が付くのに。
八ッ場ダムは、住民が涙をのんで受け入れた事業なのに今更中止するのか?みたいな話になってるけど、「今まで間違って金を使い続けたけど、金と歳月をかけたおかげで住民も受け入れたから、これから先も間違い続けましょう」てのはちょっと違うと思うのです。
それじゃ、動き始めたら止まらない公共事業そのまんまじゃないか。なんて思いながら、ニュースを見ています。
それにしても、自民党はもう少し頑張っておくれ。おいらが望んだのは自民党の後釜に民主党が座る事じゃなくて、自民党と民主党が政権を競い合う状況なんだから。
にしても、徹夜明けのうえ酔っぱらいだと、筆の進みがスムーズだ。書いてることはむちゃくちゃな気もするけど・・・まあいいか。
kiko 22:19 on 2009/11/28 | #
いいです!
しゃべり口がスムーズなshigeさんの文章もまた面白いです!
八ッ場ダムの件、全く賛成です。
住民の憤りも理解できるもので、大きな力に翻弄される無念さや空しさは耐え難いものだと思いますが、でも・・・です。
shige 02:31 on 2009/12/03 | #
>kikoさん
そういうことなんですよね。努力も忍耐も苦渋の決断も、大きな流れやら何やらのせいで全部押し流されてしまったり。
それが良いことだとは思わないけれど。
でも何かを変えるって、かならずそれで損をする人がいるということだから、みんなが賛成ってわけにはいかない。
それに、政権交代前は公共工事反対の人たちばっかりが取り上げられてて、政権交代後に公共事業を中止しようと政府が言い始めたとたんに「推進派の地元住民」がクローズアップされてるってことが気になってます。
数年前は、八ッ場ダムも「無駄な公共事業」って叩かれてた気がするのだけれど。
最近突然表に出てきた「推進派」は、本当に地元の大意なんだろうか?
どうも引っかかっているのです。